2009年1月31日土曜日

01.30

学校では実習が始まり、毎日いろんな薬草の処方を学んでいます。

日本でも手に入る薬草やスパイスを 組み合わせて 
水や油で抽出したり 固めたり
組み合わせて喉や風邪に効くシンプルなものから
慢性疾患に響くものまで
内服薬、髪の毛を生やす薬、母乳の出を良くするもの、
やせすぎを治すもの、鼻から垂らして心配性を軽減するもの、
声を美しくするもの、記憶力を高めるもの など
いろんなレメディーを次から次に学んでいます。

魔女になる夢がかなったみたいで楽しいけど、
これから試験があるので、覚えることもたくさん
でも、やっぱり楽しい  :)

突然先生のような語り口になるけど、
以下はアーユルヴェーダに興味がある人のために。

食べ物でも薬でもスパイスでも 
ヒトと同じ構成要素であるパンチャマハブータ、
5大エレメントからできているので、
摂取したときに 心身に何らかの影響を及ぼさないものは
この世に何もないということについて。

たしかに、五大エレメント(地、水、火、風、空)はとっつきにくくても
それらを分解していった先の
10組のグナ(熱、冷、重、軽、荒、滑、乾、油・・・)
の視点からみると、アーユルヴェーダがわかりやすくなります

①アイスクリームを食べたら 冷たくて重いし
 (冷+重のグナを足してる→これらの性質を持つカッパup↑)

②もそもそしたパンを食べたら、お粥を食べることに比べて、口の中が乾きます
(乾のグナを足している→この性質が特徴のヴァータup↑)

でも、ここでパンにギーやオリーブオイルを足して(油up↑)
軽く暖めてあげて(熱up↑) 
あったかい水分、スープとかと一緒に ゆっくり座って噛んで食べると
ヴァータとは逆の性質群たち(油、熱、遅etc.,)が加わって 
ヴァータにフレンドリーになります。

アーユルヴェーダの古典には植物、鉱物、陸+海の動物性由来の薬の
効能が連ねられています。
肉についても全て一概に同じ性質を持つわけではなく
その動物がどんな気候の地域でとれるかで
人に与えるエネルギーは異なります。
驚いてしまうけど、牛やらくだの尿、
人間の母乳に、サンゴや真珠の粉のもつ性質など
タブーを超越して 薬効のみを冷静に記録しています。
出所がなんなのか、絶滅してしまったのか、
今ではもうわからない植物や動物も多いらしいけれど

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