2008年12月27日土曜日

12.27

パンチャカルマに来ていると、何にも「しないこと Not Doing」が奨励される。
信頼して受身になることで、自然治癒力が
最善の確実な方法で根っこから元気にしてくれる。
医者、介護者、生薬などの形をとって働きかけてくれる
神様の手に自分を完全に任せる。
私たちが小さな頭で考えて「すること Doing」は、
その手助けの流れを妨げてしまうことが多いから。

休むためにここに来たんだから、好きなときまでずっと寝てていいよ。
と言われて、トロトロ寝ては、シンプルな消化しやすい食事(極ベジタリアン!)を食べ、
部屋の前にまったりしてる、ほとんど歩かない牛を観察し、
持ってきた本や新聞をすこし読む。合間に呼ばれてトリートメントを受ける。
入院してるようなきもち。

今の段階で、ヨガ(の、アーサナ)は禁止されてるので、マットは壁に立てかけたまま

年末たけなわとは思えないほど、青空がきれいで、のんびりしています。

2008年12月23日火曜日

12.23


風邪がほんとうにひどかったときは、鼻水がだらだら 
かみすぎて鼻の皮はぼろぼろ でみじめでした。
ここの人たちは、ティッシューを使わないらしい 
トイレの後、左手で水で洗うのはタイでもそうだったら驚かないけど 

鼻はどうかむの?

村の薬局に行ってティッシュ?クリネックス?と尋ねても、
無いと言われて別の方向を指差される

アシュウィン先生のパパは、とても気のいいホメオパシーのお医者さんもう仕事は引退して、
日中はココナッツを割ったり、ブラーマンとしてプジャをやったりお寺にでかけたり、
暇でしょうがない患者のおしゃべり相手になってくれたりする。

彼に相談したら、「鼻をかむにはハンケチを使うといい、繰り返し使える」と。
サリーなんかを売っている布地屋さん(兼仕立て屋さん)に行ってお願いしたら、
引き出しから日本ではもう売られていないような、乙女ハンカチ☆をたくさん出してくれた。
手で洗って干して、繰り返し使ってます


2008年12月21日日曜日

12.21


貧血気味だったところに風邪をひいて鼻水をずるずるいわせて、
食べてるものも米を水で煮て塩で味付けしたお粥だけという非常にさみしい状態・・・
わたし、せっかくインドにいるのに 

ここは安心できる場所だから、蓄積してきた悪いものを全部出すつもりで、ゆっくり休んでね
適切な時期にそれら(ドーシャ)が表に上がってこれなかったら、
それは後で慢性疾患になって、より難しい形をして現れるよ 
とはアシュウィン先生のお言葉 

ここでは、早く元気になってね、じゃないのでした。


昨日は年に一回の村の聖者が山から降りてくる祝日で、
村中ろうそくの灯りや、色とりどりのヤントラがチョークで美しく地面に描かれ、
話を聞こうと1000人もの人がお寺に集まったそう。

外出禁止で行けなかった~

たまには、こうやって牛のようにだらだら休むのもいいのだろうけど
頭でわかってても、お外に行きたくてジタバタする、せわしない心よ!

2008年12月19日金曜日

12.19?

前後するけど、初めてエアーインディアに乗りました
成田からデリー経由でムンバイまで。
乗った瞬間から、日本人が、数えるほどしか機内にいない
日本に初めてきた外国人もこんな感じなんだろうけど
こんなにインド人がいるのを見たのは初めてでした。あたりまえか・・・

定刻どおりに出発+着陸だったし、何より隣が空席だったので
トイレに行くときに、いちいち断らなくてもOK。
途中で横にもなれたので、長時間のフライトも、そんなに苦じゃなかった。

そして、最近私が飛んでるユナイテッドの無機質な食事と呼べない
ゴムのような食事と比較したら、
エアーインディアの機内食、ホカホカで、とても美味しかった!

食事のチョイスが、
成田→デリー間では チキンorベジー?だったのに、
デリー→ムンバイ間では ベジーorノンベジー?に呼び方が変化。

菜食が主で、肉食が非菜食って呼ばれちゃうのね!

デリー→ムンバイ間の飛行機にのってたフライトアテンダントが、
ぞぞっとするくらい迫力のある、すごい美人でした。

ムンバイ空港はそんなに大きくなくて、日本時間でいえば夜中の一時に到着。
もう、疲れて、眠くて、知らない国に行く不安も既に濃い眠気で覆われていい感じにボーーっと。
荷物が出てくるのを待ってたら、同じ年位の女の子二人連れが
「どこから来たの?何しに来たの?」と話しかけてきた。

フィージー島の出身で、友達の結婚式に参加するためインドに来たそう。
片方の女の子は、なんとフィージーでヨガのインストラクターをしているのだそう。
結婚式の後は、二人でヴィッパーサナ瞑想コースに参加して新年を迎えるのだそうだ。
同じにおいがするものは、惹かれあうのね!

インドが初めてで3ヶ月アーユルヴェーダの勉強に来た、と話したら
「一人で来て、三ヶ月もインドに?勇気あるわね!」と言われてしまった。
外国人にそんなこと反応されると、ちょっと、自分が向こう見ずに思えてくる。

なにか、インドを旅をするにあたって注意することってあるかな?
状況を確認して、あせらないで判断していけば、大丈夫だと思うんだけど?

と聞くと、

「そうだね。どこでも友達がすぐにできると思うから、
情報を交換して、移動するときとか助け合うといいよ。
重いバックパックは、トイレにいくときも大変でしょ?」

と言われた。

「なんとなく、あなたを見たとき、話しかけなきゃ!って思ったのよ。
グッドラック!」

と別れ際に言ってくれたけど、私もインドで、初めて友達になったのが
ヨガ関係者とは、なんたるラッキーの印!と嬉しくなった。

眠気とバックパックの重さでボロボロになりながらも
なんとかpaid taxiの列でチケットをゲットし、
座席のバネが沈みきった、おんぼろ過ぎるタクシーに乗り込み、
無事にホテルにたどり着いたのでした☆


そいえば、到着当日にアシュウィン先生のお父さんと、お母さんと
自己紹介をしてたときに、日本から来ました、と告げたら
「おお~し~ん!」「おおし~ん!!」
? おしん? のことでした。
なんでも5,6年前にテレビ放送されて、大ヒットだったそう。
恐るべし、、、、

2008年12月18日木曜日

12.18!

ここに来て、私は午前と午後に、先生が地元の人のために開いているクリニックでの見学を許されている。地元の人との会話は英語ではないので、ケースごとに先生がまとめて症状と、どんなふうに治療するかを通訳してくれる。
もちろんそれは、シンプルなドーシャ理論ではわからない複雑な症状の読み解きと、治癒の方法もアメリカで私が見てきたケースとは比べ物にならないくらいバリエーションに富んでいて、見学といってもただ感心してるだけなんだけど。
症状が表に出てしまってる人のための、アーユルヴェーダの治療法。基本は、薬草から抽出した生薬。内服するのは丸薬から、水やギーに抽出した液状ものまで。外服にしても目薬、鼻から入れるものマッサージに使うものなど、複雑な組み合わせの処方がある。
内服する薬に、食前、食後の時間指定があるのはわかるけど、視力を失って回復過程にある患者さんへの処方に薬用のオイルを時間帯を選んで、マルマポイントを指定して塗布するものまであるっていうのは面白いと思った。時間帯ごとにアプローチしやすい身体の部位があるっていうけど、それも実際に読み込んでいるのかにゃ。
興味深いのは、患者さんが一人で病院に来るケースって少なくて、ほとんどが、誰かに付き添われてくること。兄弟や、奥さんと旦那さん、娘さんと義理のお母さんなどが連れて来る。
考えてみたら、弱ってる人を一人で外出させるのって、可愛そうだよね。日本だと、体調崩しても大人になったらほとんどのケースは保険証渡されて、自分で行くもの、だけど。
アーユルヴェーダでは、治癒の過程は医者のみが牛耳るものではなくて、患者さん、お医者さん、そして看護者のチームワークが必要となってくる。
ほとんどの処方は、錠剤を口にほおりこんで、ハイ、終わり!ではなくて、愛情を持ってその人を心配する傍にいる人からの、食事へのケア、薬効オイルでのマッサージ、元気になろうね、大丈夫だよ!っていう応援などが効いてくる。
その家族間の暖かさ、付き添ってあげられる時間と心のゆとりを美しいし、貴重だし、羨ましいな、と思いました。

2008年12月17日水曜日

12.18?

無事、南インドのハリハラプーラ、アーユルヴェーダの先生のところにつきました。
今、3日目かな?とてもきれいなところです。牛がいます!
ココナッツの木には、胡椒のツタが巻きついています。
小学校が隣にあるので、子供たちがなにかを斉唱している声が朝から聞こえます。
女の人は、みんな綺麗な色のサリーを身にまとっていて、美しい。
アシュウィン先生は、パンチャカルマのクリニックと、
地元の人のために、一般のお医者さんとしても開業してます。
西洋のお医者さんに見離された耳が聞こえなくなった人や目が見えなくなった人なんかを、
高い治癒率で治してることで口コミで人が集まってくるみたい。

携帯電話は、うまくゲットすることができなかったので、しばらく静かにすごします。
ではでは、愛をこめて

2008年12月14日日曜日

12.14

成田空港のスターバックスで 最後の返信やらなんやらをやっている。
30~35リットルのバックパック だけど、
ヨガマット、バスローブ、室内用のスリッパ教科書も梅干も入りました。
わった16キロだけど、重くて、長い時間これでは歩きたくないな~

エアーインディアのチェックインは、すごく時間がかかった。
すでにインド・モード?

インドのゆったりなペースにひたって、パンチャカルマでヴァータを下げたら、
私も少しは のんびりして帰ってくるかしら。
起こることに、身を任せて、たのしんできます。

行って来ます☆

2008年12月13日土曜日

12.12

送別会 本日は昼間の部からスタート
ソシャルコミュニケーターのNakamura Norihitoくん、
司会や旅案内をしてるRika Sueyoshiちゃん、
クリパルヨガのMasaさんと、渋谷のなぎ食堂でランチ。

ここはベジなんだけど、美味しい野菜やご飯を濃い目の味付けでガッツリ食べましょうよ!
っていう気持ちよいお店で、内装もガチャピンらしき生き物が飾られててかわいらしい。

面白いことに菜食の店・・・マクロ美なんかは特に女性客が全員ということも珍しくはないのに、
ここは男性率(そしてnon-Japanese率)70%くらい?
山芋のサラダや、ベジミートのごっつい唐揚げも美味しかった。
和むメンバーで、何を詰めるというアジェンダも無く、
ただただ、のんびりランチを楽しみました。
花束もありがとう!

渋谷の賑やかな側に移動してロータスのKanako嬢と
来年のワークショップについて打ち合わせ。
帰国して3月末に、瞑想のためのヨガワークショップをやることに?(仮)。
最後にちょこっと座るだけじゃなくて、
たっぷりイメージングや内的世界を味わうメディテーションを
練習して、自分でもお家で取り入れるようにおススメするWS。

そこから、ビッグカメラで贈り物、プラグの変換するやつ、目覚まし時計なんかを
買って、夜はMikiさんRyuさんの事務所でいってらっしゃい会。
タコ焼きの秘伝を大学時代毎年文化祭で焼いていたという師匠に伝授される。
最後に油を塗って、また揚げるようにするとカリカリに仕上がるそう

「香ちゃん、印度に行くから、しばらくキムチは食べられないね」
「酒もムリだね」「肉もだめだね」

それはそうだけど・・・

さよならするときは、いつも散々会ってる
この人たちにしばらく会えないんだなー、と
すこしセンチメンタルに。

梅醤番茶ありがとう、印度で飲むね。

2008年12月11日木曜日

12.11


しばらく和食ともお別れだ・・・

昨日は茗荷谷までインド査証を受理しに。
ひとつひとつ、行くまでにやらなきゃいけないリストを線で消していく。
帰ってくるよ、と知っていても、なんだか軽くこの土地から離れていくみたい。

御茶ノ水で降りて、アウトドアショップへ
バックパックにとりつける錠前と、手を消毒するためのアルコールを買う
淡路町の交差点 達磨 鯛焼きをおやつに食べ歩き
皮がパリパリで中身はほとんど餡子でおいしいです。

最後の楽道庵でクラス

そして恒例のお疲れ様の飲み会。
大量の酒と大量の炭水化物が一時間強でお腹の中に・・・
販売できるほど質の高く美味しい、こだわりチョコレートケーキを
Akkyが持ってくる。
歌い踊りだす秋学期皆勤賞のKumeさん、神田ヨガ界の天使Chiekoさん。

たのしい一年でした

みんなからいただいたクラスフィーで、インドに行くことができます。
どうもありがとう!

2008年12月8日月曜日

12.08

旅立ちの日まで、あと一週間を切った

順調に行けば、来週の今この時間には、マンガロール空港から
お願いしてある運転手さんに迎えに来てもらって、合流しているだろう。

バザールでインド携帯電話用のシムカード、適当な服、スナックなんかを買って
2時間とも4時間ともいわれているクネクネ曲がった道を
車酔いしながら進んでいるんだろうなぁ。

トイレに行くたびに、日本の温かく清潔な便座と別れ難く感じちゃう・・・