2009年3月14日土曜日

holy shit !


明日はホーリー祭だから ホテルの部屋に引きこもるように
食べ物をストックして 夕方まで出かけちゃダメだよ。
と注意された。

ホーリー祭りの起源は、クリシュナ神が遊び心で 
色のついた粉をガールフレンド達にぶつけたことによる。

面白そうだから、カフェに来てカオスを
見物しようかと思ってたんだけど、というと、
それがどれだけ危険なものかについて警告が降りた。

色粉は粗悪なものがマーケットに出回ってて
肌に残る、服がだめになる、目に入ったら危ない。
最近は鬱憤を晴らすために
水風船のなかに小石をいれる悪質なケースもあるし
とくに外国人女性は胸をさわられたり抱きつかれたり
インド人男性の抑圧されたセクシュアリティーが
存分に発揮される日になるから、おとなしくしておくように。
この通りは、警官が出てくるような無法地帯になるから。

ふむ。そうか・・・

じゃあ避難にそなえて、備蓄しましょう。
クッキー、クルミ、温めて食べれるスープと
水も2リットルちょうだい。と買い物してると、
もう色粉かぶった人たちが向こうから歩いてくる。

もとの肌色がわからなくなった 外国人のカップル。
シャツがピンクのまだらになった、お菓子屋さん。
顔を真っ赤にそめて水風船を持った子供たち。

どうやら、もう始っている?

ホテルの前にたむろってるティーンエイジャーが
水をぶつけようとして、近寄って来るのが見えたので
やめて!私は参加してないから!
とあせって叫んだけど、
ホーリーだもんね!とあてられてしまった。
幸い中身は水だけだったけど。

そしてビルの上からも水風船が投げつけられた!
ワンピースの後ろが濡れてしまう。

悔しい・・・わたしにも武器をちょうだい!!
と思わず水鉄砲と色粉を露店で購入したくなるけど
日も落ちてきたし、この旅は安全第一だ、と踏み留まる。

ホテルまでの距離は、まだ随分ある。
これ以上被害にあわないためには?

壁際をつたって、そろそろ目立たないように歩き
標的になりそうな最後のオープンエリアは忍者走り。
久しぶりに全力で走ると、心臓がドキドキする。
無事にホテルに駆け込んで後ろを振り返ると
インド人が笑って拍手をしてる。
大きく手を振りかえし、
受付の人に、もう明日の夜まで一歩も外にでないから!
と宣言して、屋上のレストランで高みの見物とする。

階段をあがると、レストランの店員さん(中年)も水風船を作って
仕事しながら通行人に投げつけて笑い転げてる(ここは4階)。
なんて、クレイジーな祭りなんだ。

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